...守秘義務があるため実績品を掲載出来ないか、こんなものも可能ですよ、という事例です。
超高分子量ポリエチレンとシリコーンゴムの複合成形
超高分子量ポリエチレンとシリコーンゴムの特性を活かした、商品化の手段。
しかし必ずネックになり壁として立ちはだかる、複合化。
既存の複合素材の2次加工品を利用した商品化でなく、
やるからには完成度を求める「型内複合成形」での商品化をご検討ください。

超高分子量ポリエチレンとは?
超高分子量ポリエチレンとは、通常は2万~30万程度の分子量を150万以上にまで高めたポリエチレンのことで、この素材の持つ大きな特長は、次の4つ。
①叩いても落としても割れにくい「耐衝撃性が高い」
②擦っても削れにくい「耐摩耗性が高い」
③ツルツル滑る「自己潤滑性・非付着性を持つ」
④耐薬品性を持ち、食品安全衛生素材「人体に無害」
よく滑り、なかなか擦り減らない事から、身近な使用例を挙げれば「スキー板のソール」や「ギア」「人工関節」などで使われているとても優れた素材です。

ちょっとひとこと
一部の商品や部品、あるいはネジやボルトなどで固定するようなもの以外では、ツルツル滑る特長がアダとなってしまい、固定する方法にひと工夫が必要となります。 そこで! ゴムのような滑らない素材と一体化できれば、表はツルツル・裏はしっかりフィットするような、使い勝手のいい商品開発ができるようになるわけです。弊社がご提案する複合化は、接着剤などを使ってくっつけるものではなく、金型の中で超高分子量ポリエチレンとゴムをくっつける「加硫接着」です。つまり、金型や冶工具を用意すれば、3次元的な形状のものでも成形できちゃうってことです。
たとえば、表面はツルツルよく滑り、裏面はしっかりフィットする「マウスパッド」を作るとしてみましょう。

押出成形品への表面加工
超高分子量ポリエチレン厚み0.13mm+オレフィンゴム厚み1.0mm
・不透明カラー(ライトブルー、ホワイト、ブラック、ブルー)
・表面は接触面積を増やして適度な滑りを追求する幾何学格子シボ。

オリジナル商品としてブラスト加工
超高分子量ポリエチレン厚み0.1mm+シリコーンゴム厚み1.8mm
・半透明カラー(グレー、ブルー)
・表面は接触面積を少なくして滑りを追求する微細シボ。
備考
改良のため、製品仕様は予告無しに変更する場合がありますので、ご了承ください。また、仕様変更した場合には当ホームページ上でお知らせします。